父と過ごす時間

2021年2月7日

実家に帰っていた私は、父から自分の余命を告げられました。

 

父は翌日2月8日に、68歳の誕生日を迎えます。

その誕生日を祝うために帰省していた2月7日のことでした。

 

父は、60歳の定年直前に肺がんを患いました。

まだ初期で小さかったため、手術をして摘出し、その後抗がん剤治療をはじめます。

 

私は、両親のもとを離れ一人暮らしをしていたため、

その後どういった治療をしていたのか詳しく聞いていませんでした。

 

ただ、何年も抗がん剤の治療を続けていたのです。

腫瘍マーカーの数値が高いのだそう。

数値が高いけれど、どこにがんがあるのかわからない、そんな状態のようでした。

何回も、そして多くの抗がん剤を使用しましたが、よくならずにずっとがんと闘っていました。

 

そんななか、間質性肺炎にかかってしまいます。

この間質性肺炎の治療のため、いったん抗がん剤の治療を中断します。

 

治療を中断してから1年ほど過ぎた頃から、抗がん剤治療を並行して進めていくようになりました。

きっとがんが大きくなってきたんだと思います。

ここから父は急に体調が悪化していきました。

肺炎を患っている体に抗がん剤の副作用で、とても体に負担がかかっていたんだと思います。

 

間質性肺炎抗がん剤治療をして約半年ほど経過した2021年2月、主治医からもう試せる抗がん剤がないことを告げられ、父は自分があとどのくらい生きられるのかと聞いたのだそうです。

 

先生の答えは、今年いっぱい生きられるかどうか。

 

父といられる時間はあと少し。

なにかできることはないかと思い、思い出を残すことと、闘病している方やご家族の方といろいろな気持ちを分かち合えたらと思い、ブログを書くことに決めました。

 

少しずつ更新していきたいと思います。

よろしくお願いします。